2013年5月16日木曜日

【MEL】 windowの記述

おはようございます、こんばんは。

最後の記事から早半年ぐらいが過ぎてしまうほど放置してました。
3月から仕事を開始し、現在に至ります。


仕事はとあるCG会社で業務をしています。
その一部ですが、MELを触れる機会が多いので作業に必要だったり、
これがあったら便利だなーとか思う機能があれば片手間に作ったりしています。

私が一番使うであろう、コマンドの一つが 「window」 ですね。

この記述について解説します。



window;
paneLayout;
modelPanel;
showWindow;



















↑のコマンドを実行すると、作業ウィンドウが表示されます。


一体どういった仕組みになっているのかと言うと、


window;

ウィンドウを表示させるための記述。
この記述をすることによって、ウィンドウを作成します。

※この時点では作成されていますが、表示状態になっていないので注意です。
(表示の仕方については後述します)


paneLayout;

ウィンドウ内にいくつのレイアウト数を置くか決める記述。
コマンドで記述してあげればパースビューだけでなく、
2画面や4画面のビューを設定が可能になります。


modelPanel;

作業ビューの画面を表示させるための記述。
この記述をすることによって、↑の作業ビューを表示できるようになります。


showWindow;

windowを可視化状態にする記述。
この記述をしないと、作成したウィンドウを可視表示できません。




記述としては4行ですが、各々の記述がなければ成立しません。
ちなみに以下を実行しようとすると、


// ================================================== //


window;
//paneLayout;
//modelPanel;
//showWindow;


// windowの定義はされるが、可視化コマンドがないので
// 表示されない。


// ================================================== //


window;
//paneLayout;
//modelPanel;
showWindow;


// 表示されるが、画面だけ。

// ================================================== //

window;
paneLayout;
//modelPanel;
showWindow;


// 表示されるが、画面だけ。

// ================================================== //

window;
//paneLayout;
modelPanel;
showWindow;


// コマンドエラー。paneLayoutを指定していないので
// modelPanelを置いていく場所がない。

// ================================================== //

window;
paneLayout;
modelPanel;
showWindow;

// 表示できる

// ================================================== //


2番目と3番目を実行するとこのようなウィンドウが表示されます






















ウィンドウだけ表示されますが、モデルパネルが宣言されていない状態です。


何気なくコマンドをコピーして実行するだけで使えるのは便利です。
が、それがどういった仕組みで成り立っているのかを読み解く事が出来れば
プログラムへの理解と興味が沸くと思います。



参考:
http://me.autodesk.jp/wam/maya/docs/Maya2010/Commands/window.html
http://me.autodesk.jp/wam/maya/docs/Maya2010/Commands/paneLayout.html
http://me.autodesk.jp/wam/maya/docs/Maya2010/Commands/modelPanel.html
http://me.autodesk.jp/wam/maya/docs/Maya2010/Commands/showWindow.html



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